人生と涙の歴史
愛されるのが当たり前な時代があって
泣いても怒っても
転んでもできなくても
周りを笑顔にできる力があって
たぶん多かれ少なかれ
一人ひとり自分史の中でそんな時代があって
けどこの社会に出ていったときに
凝り固まった常識と
当たり前と
優劣の相対比較
たくさんたくさん、ジャッジされて
この年齢なら
男なら、女なら、
こうあるべきだって
規定されていく
生まれた瞬間の
ただ存在しただけで神秘な奇跡であり
愛されているひとつの命の可能性が
どんどんどんどん
小さくなってしまうような、
それはとても悲しいことだと思う
愛することよりも疑うことを覚え
できることよりできないことに怯え
自分の可能性を決めつけてしまう
涙の決断
そこから生まれる人生という名の歴史
でも、そうやって
どんどん小さくなっていくからこそ
出会える世界も、追求もあるから
人間ってすごいよなって思う
結局すべては愛だなーと
そこにいきつくのでした。