自分の考えを本質的に変えるために必要なこと
本質的に変化を起こすためには
まず正しく思考することが必要であり、
そのためには自分の思考パターンを知ることが重要だ、と
以前の記事で書きました。
そうやって考えの外に出ること、
それがまず大事ではありますが
これだけでは終わりません、
次のステップがあります。
なぜ自身の考えの癖が生まれたのか、
そこを見ていく必要があります。
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生まれた瞬間に考えが生まれるわけではありません。
(一人ひとり、資質の違いはありますが、、、)
思考パターンや判断基準が生まれるには、間違いなく育った環境が影響しています。
生まれたばかりの赤ちゃんは、基本的に母親なしには生きていくことができません。
だからこそ母親(もしくはその代わりの方)の影響を色濃く受けています。
子供は「母に見捨てられたら生きていけない」と本能的に感じているのです。
このことは多くの心理学などでも言われていることかと思います。
なのでもしかしたら、ご自身なりに自分が受けた母親からの影響について整理されている方も多いかもしれません。
ですがここで重要なことは
きちんと客観的に整理することです。
どういうことか?
自分の立場から過去の幼少期の自分の出来事を振り返った場合に陥りやすいことがある、ということです。
それが自分の考えに固執してしまうこと、
自分が感じたことを絶対だと思ってしまうということです。
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母親に頭ごなしに怒られることが多くて、いつも母親の表情が気になってしまうようになった人がいたとします。
その人は母親だけではなく、きっと他の人に対しても
「自分がどう思われているのか・どうすれば怒られないですむのか」を気にしながら生きるようになる可能性が高いです。
当時の自分と母親との関係性で
「自分は怒られないように相手の目を気にするようになってしまった」
とまでは、自己解析できるかもしれません。
ですがその因果関係がどうなっているのか、客観的に整理をして理解できることがとっても重要なことです。
なぜならその因果関係が整理できていなければ、そこから自由になることができないからです。
客観的とは…
母親の立場もわかった上で「どうしてこういう表現をするようになったのか」
ということを理解することです。
どうして母親はすぐに怒ってしまったのか。
母親自身の思考パターンや判断基準はなんだったのか。
本当にいつも怒られるような事象しか起きていなかったのか。
などなど…
自分が何をしてどう思ったかということの整理はもちろんのこと
母親はなぜそういった表現をしたのか?といったことまで理解することが重要です。
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私たちの思考パターンの基準は、0〜12歳までの時期に形成されるといいます。
それは言い方を変えれば、
そんな未熟な時期にできた判断基準にわたし達はつかまれてしまっているということです。
人間は誰しも未熟を持ちながら生きていますし、
間違いを起こすこともあります。
子供の頃は絶対的な存在であった母親も
実は未熟なところもあるということに気付いたのは、ある程度大人になってからの人が多いのではないでしょうか。
そんな未熟な者同士の関係性で生まれた自分の判断基準に縛られる必要はありませんし
その判断基準や思考パターンが生まれた背景を客観的にみれることで
そこから自由になっていくことができます。
なかなか難しいかもしれませんが
どこまでも客観的に整理できること、
もっといえば、なぜ母親の思考パターンが生まれたのか、
どんな環境や時代に生まれたからなのかといったところまで…
そこをたどっていくと
なぜ日本が今のような日本になったのか
なぜ世界はこんな世界になったのか
時代や歴史の背景を紐解いた先に
「人間はなぜ生まれたのか」
といった哲学的なところまでたどり着きます。
ここまでいくと壮大な話のようになってしまいますが…
そんな壮大な話から、今ここがつながるようになると、
この瞬間生きていることがとっても楽しくなります(*´-`)
ただ自分の思考パターンを整理するだけに止まらない、
そんな整理の仕方が理想ですよね。
私は認識技術といった技術をマスターしていますが
こちら、とてもオススメなのと
一刻も早く多くの人が手にしてくれたら
もっと自由な社会が生まれるのになー…と思いを馳せたりしています。
どこまでも物事を整理して客観的に観ることができるから、
本当に相手を理解し、わかりあうことができるようになります。
ぜひ、興味がある方はチェックしてみてくださいね!
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