不安で生きるか、理想で死ぬか。

「私はなんのために生まれてきたんだろう」

そんなふうに空を見上げながら思った6歳のころ。

私はずっと

自分の命をなににつかえばいいのかを探していました。

「もしも

今ある理不尽なことすべて

なくすことができたなら

自分の命はいくらでも捧げるのに。」

そんなことを祈るように願った

14歳のころ。

自分のひとりの力が

どれだけ小さなものなのか

思い知らされ

「私一人が必死になって動いたところで

きっとなにも変えることができない」と

絶望した20歳のころ。

「自分1人が

どんなに幸せを感じることができたって

周りを幸せにすることができなければ

なんの意味もない」

と感じた25歳のころ。

たぶんいつも

私は笑ってたと思う。

でも笑いながらずっと苦しかった。

愛することも

信じることも

こんなに難しい社会で

生きていかなくてはいけないことに

私はどこかで気付きながら

見ないようにして生きていた。

もしも、

すべてをひっくり返して

すべてを愛と希望に変えることができるなら…

『不安で生きるか、理想で死ぬか』

私は、理想で生きたい。

「自分の死に様で後世に遺すのではなく

生きながらにして希望を創り上げたい。

今までの常識をひっくり返して

ありえないくらいの幸せな社会を創る。」

そう、決断した26歳のころ。

私は自分の決断に

恥じない生き方をすると決めたのだ。